玉木宏、島田荘司の人気小説映像化へのプレッシャーを語る|前編

2016.05.26

2015年度下半期のNHK連続テレビ小説「あさが来た」で、ヒロインの夫・白岡新次郎役を演じ人気を博した玉木宏。そんな彼が次に演じるのは、本格ミステリーの巨匠・島田荘司の〈御手洗潔シリーズ〉第49作を映画化した『探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海』で、和製シャーロック・ホームズとも称される脳科学者の御手洗潔。朝ドラ出演の反響や今「よろこんで」したいことを聞いた、玉木宏インタビュー前編をお届け!

玉木宏

──まずは「あさが来た」の長期撮影、お疲れさまでした。その後の反響はいかがですか?


11ヵ月間大阪で生活しながら撮影したものの、大阪での反響はほとんど聞こえてくるような環境ではなかったんですよ。日中に外にいて誰かと触れ合うことは全くなかったので、全部クランクアップして東京に戻ってきてから、まだオンエアが1ヵ月くらい残っている時に、自分のテリトリーの中で、「あ、こんな人まで見てくれているんだな」という反響を感じましたね。

──ヒロインをサポートする旦那さまを演じられて、結婚観は何か変化されましたか?


これを機に変わったということではないですが、ただ結婚願望は前からあった方だと思います。「あさが来た」のテーマとして結婚というよりも「後世に何を残せるか」ということがひとつのテーマでもあったので。これは、(ディーン・フジオカ演じる)五代(才助)さんが言った言葉ですが。(波留演じる)あさも新次郎も加野屋や保険会社、学校を作って、結局そういうものを全部後世に託していくわけです。そういうことを考えるとやっぱり子供を授かって、いつか父親になってという想像をしましたね。父親役は初めてではなかったんですが、おじいちゃん役は初めてだったので、そこは未知の世界でした(笑)。良いお父さんとして生涯を終えられたのは幸せな生き様だったんじゃないかなと思いますね。明治時代の話でしたが、現代の日本人がきっと欲しているものがたくさんつまっていたんだと思います。家族間の温かさや風通しの良さとか。

探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海

──『探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海』では、原作者の島田先生から「御手洗潔を演じる俳優は彼しかいない」と、玉木さんに熱烈オファーがあったと聞きました。


嬉しいし、恐れ多いし、プレッシャーを感じましたね。プレッシャーを感じるのは、やはり原作ファンが多いですからね。映像化にはつきものですが、島田さんがそうおっしゃるってくださるのは何よりも嬉しいことですから、しっかり臨まなければいけないなという思いでやりした。

探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海

──御手洗役に共感するところ、ご自身に似ているところはありますか?


あまりにもかけ離れすぎていて、全くないですかね。結果として、僕が意図して入れるものではなくて、僕が演じたから「御手洗っぽい」と言われるのは周りの人が判断するものだと思います。ただ、天才に見えるように、ちょっと変わった人に見えるようにというのに徹していて、自分では似てないような気がしますけどね。

──「難しい事件でしたら、よろこんで」との自信に満ちた御手洗のセリフの予告編が印象的ですが、玉木さん自身が今、「よろんで」したいことは何ですか?


DIYですね。大阪から東京に戻って来たら、家の色んなものが壊れていて、もともと何か作るのが好きなので、楽しんで直したり作ったりしていますね。最近はドアを作りましたね。家にあった観音開きの扉が劣化していたので、サイズカットして、ドアノブも付けて、シルバーのペンキを塗りました。


<映画情報>
探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海■■■動画ありの記事はブラウザから↓■■■

『探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海』
6月4日(土)全国ロードショー
(C)映画「星籠の海」製作委員会
mitarai-movie.jp


取材・テキスト:國方麻紀

★玉木宏インタビュー後編はコチラ

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PROFILE

玉木 宏(たまき ひろし)

俳優。1980年1月14日、愛知県生まれ。映画『ウォーターボーイズ』(01)で注目を集め、テレビドラマ「のだめカンタービレ」(06/CX)で人気を不動のものとする。主な映画出演作は、『真夏のオリオン』『MW―ムウ―』(09)、『大奥』(10)、『聯合艦隊司令長官 山本五十六』(11)、『すべては君に逢えたから』(13)、『曹操暗殺 三国志外伝』『幕末高校生』(14)、『神様はバリにいる』(15)等。NHK連続テレビ小説「あさが来た」(15–16)で人気を博している。

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